不眠症ガイド

漢方で考える不眠症

漢方では不眠を『虚証(きょしょう)』(不足タイプ)と『実証(じっしょう)』(過剰タイプ)で分類して、どの臓腑で過不足が起きているかを考え、適切な漢方薬を選択して改善していきます。

使われる漢方薬には、依存性がないので安心して服用できます。

中医学において不眠症は、主に3つの臓腑(心・肝・脾)が関係していると考えられています。何らかの原因でこれらの臓腑の働きがうまくいかないと、身体のバランスが乱れ、不眠の症状が現れます。臓腑に影響を与える原因としては、疲労、傷病、精神的ストレス、生活の乱れ、女性であれば月経など様々です。

漢方では様々な精神活動のことを『神(しん)』と言います。心はいわゆる心臓の働きをしているところですが、精神を安定させているところでもあります。特に養分の豊富な血(けつ)を全身に送る場所のため、血が多く集まる場所です。この血から神の養分も現れているため、心の機能失調で血が不足すると、神の養分不足となり不眠につながります。

また血の不足状態が続くと心の潤いが不足し、熱症状が現れます。神が熱の影響を受けると精神的に興奮した状態になりイライラしたり、寝つきが悪くなったりします。

肝は、血の貯蔵庫の働きをしています。血が充実しているとしっかりと働きます。血の浄化を行う場所でもあり、浄化された血は精の材料となります。また全身を流れる気血のバランスを調節しています。気血は全身の働きで使われています。つまり肝の機能が低下すると身体が浄化されなかったり、気血の流れが悪くなるため、精神的、身体的に不調が生じます。血の不足による神の養分不足による不眠、血の浄化がされず不要物から生じる熱が、神に影響を与えるために精神的興奮が起こります。

記事は漢方で考える不眠症|不眠症のガイド、コピーしないでください

Be the First to comment.